芦屋ロックガーデン
芦屋ロックガーデン(あるいは六甲ロックガーデンとも言う?)は、
日本のロック・クライミングの発祥地として知られているそうだ。
阪急芦屋川駅から芦屋川に沿って高級住宅街を抜けて高座の滝までは舗装道路を歩く。
ロックガーデンという名前が書かれているここは「滝の茶屋」。
ここからロックガーデンが始まる。
「高座の滝道」という道標を見ながら舗装道路を歩くこの辺りから緑が多くなる。
「滝の茶屋」と「大谷茶屋」の2軒の茶屋のどちらかでトイレを借りる(山にはない)。
大谷茶屋のすぐ側に高座の滝がある。
高さ10m程の小さな滝だが、昔は修験者が滝に打たれる道場だったとか。
高座の滝を過ぎると、すぐに険しい崖道が始まる。
コース案内図を見ていたら、上から下りて来た人が助言して下さった。
中級コースの地獄谷の方は今日は水で濡れていて危険だ、と。
「そうですか、では、一般向コースの中央尾根を行きます」と答えたが、
水で濡れていなくても最初から中央尾根を行くつもりだった。(^^;)
地獄谷の方はかなり本格的な岩登りなどもあるようで、我々には無理だなと。
いきなり、こんな物騒な光景が。
スチール製の棒で落ちそうな岩を支えているが、何とも危なっかしい。
中央尾根を行く一般向コースとはいえ、
結構な岩場が続くのでスリルもある。
両手を岩につかまって登らなければいけない場所もあり、
両手を空けておかなければならず、杖もここでは使えない。
鎖のロープが垂れ下がっていて、それを頼りに登る場所もあれば、
なんと、梯子が置かれている場所もあった。
朽ち果てた木の梯子の上に置かれたスチール製の梯子をよじ登った。
途中休憩でお茶を飲みながら眺めた風景。
中級コースを行っている人達だろう、ロッククライミングしている人影が見えた。
奥の緑の中に見えている岩場を登って左へ行くと鉄塔の所が風吹岩である。
風吹岩の標識では標高447mとなっているが、実際は437mとか。
神戸の震災で崩れたので、標高447mは崩れる前の風吹岩のものだそうだ。
風吹岩の名前の通り、この岩の頂上に上がると強い風が吹き抜けていた。
この風吹岩は、六甲最高峰方面や保久良神社方面や芦屋方面からの分岐点になっていて、
各方面から登ってきた人達が集う所で、たくさんの人達で賑わっていた。
ここで、緑の中で山の景色を堪能しながら、お昼のおにぎりを食べた。
風吹岩から見たあの岩の辺りが中級コースでしょう。
撮った写真をズームで見ると、次回は何とかしてあそこへ行きたい。
下りは、保久良神社方面へ下りた。
神社の上の辺りで展望がきく場所があった。
ベンチがいくつも置かれていて、山から下りてきてホッと疲れを癒せる場所だ。
ところで、この看板。
お猿さん、名前が違っていますよ。
「保久良神社」なのに「久保良神社」となっていますよ。
戻る
目次へ