+ 千本釈迦堂

千本釈迦堂のおかめ福節分会



2月の節分に、千本釈迦堂の「おかめ福節分会」へ行ってきた。
千本釈迦堂のおかめ福節分会は、800年近い歴史を持つ行事で、
本堂を建てた大工の棟梁・長井高次の妻「おかめ」が主役で、興味深い。

昨年は、「千本釈迦堂 節分」で検索して出てきた一番上のページを信じて、
2月3日に出かけたところ、すでに2月2日で終わっていた。
「千本釈迦堂」のHPで調べなかったことが失敗の元だったので、
今年は、確かに、「千本釈迦堂」のHPで調べて、2月3日に出かけた。


昨年は、大工の棟梁・長井高次の妻・おかめに由来するおかめ像が、
きれいな着物を着せてもらって、和傘を差してもらっている写真を
撮りたいと思っていたのに、3日にはもういつもの姿に戻っていて、
写真を撮れなかったので、今年は写真を撮ろうと期待して出かけた。

ところが、今年も和傘も着物も着せてもらっていない。
どうしたことかと、お寺の人に尋ねたら、
雨が降りそうな天気で、着物が濡れてはいけないので、
今年は着物を着せないことにした、と言われた。
しかし、その日は結局一滴の雨も降らなかった、のに。


まだ1時間以上も前なのに、たくさんの人が集まってきた。


先ず最初は、上七軒の舞妓さんによる日本舞踊の奉納。
きれいどころの舞いに目の保養ができた。


続いては、番匠保存会による奉納「木遣(きやり)音頭」。
木遣音頭は、御所に出入りしていた宮大工たちの労働歌のこと。


いよいよ茂山七五三(しめ)社中による「鬼追いの儀」の奉納。
先ずは、魔を滅する豆をまき、大暴れしている鬼たちを退治しようとするが、
なかなか鬼を倒せない。 その時、おかめが登場。
おかめが微笑むと、鬼はその笑顔に腰砕けになってしまい、
おかめに頭をなでてもらうと、「これからは良い鬼になります」
と誓い、良い鬼へと改心する、というユニークな狂言が奉納された。


さぁ、最後は、僧侶、年男、上七軒の舞妓らによる招福豆まき。


これが、まかれた豆。前の方に立っていたので、
こんなにたくさんの豆を受け取ることができた。
もちろん、落ちた豆もたくさん拾ったのだが。

「おかめ福節分会」の参加記念として、厄除け札・招福豆・御朱印の授与があり、
本堂下から見るのとは、また違った景色を体験できる、と書かれていたが、
我々は、本堂の下から見たので、寒い空の下で2時間も立つことになった。


『京都』の114番目「洛中さくら行脚」(こちら)で載せた
「阿亀桜(おかめ桜)」という立派な枝垂れ桜も、
今年ももうすぐ見事な花を咲かせるのだろうが、
冬のこの時期は、寒々とした風情だった。

と、寒々と終っては余計に寒い・・・・・。


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