麦草峠・苔の森・白駒池
北八ヶ岳の緑の中で目立つ可愛い赤色の屋根の麦草ヒュッテ。
京都を朝に出発して、今夜は標高2127mのここに泊まるので、
荷物を置いて身軽になり午後2時頃から4時間の散策に出かけた。
いきなり、立てかけられた網の柵で行く手を遮られた。
この網の柵を動かして中へ入るようになっていた。
貴重な高山植物をニホンジカの食圧から守るために設置されたようだ。
森は苔の世界で感動したが、これはまだまだ序の口だったと後で知ることになる。
一段と景色の美しい「白駒の奥庭」と言われるこの辺りは、自然を傷つけないよう、
木道が設置されていて歩き易くもあるが、木道は雨で濡れると滑り易いから注意が必要。
いよいよ苔の森へ入って、これは象徴的な光景。
苔が地面や木肌や岩肌を覆っている中で、若い木が育ち、
森が蘇るというか、更新されていることが分る。
歩いて行く所、次から次へとこのような苔の森の連続で、感動の連続だった。
さぁ、白駒池に到着です。
木々の緑を映して美しく澄んだ池だった。
山の天気は変わりやすく、今晴れているかと思うとすぐに曇ってきたが、
幸いにもこの日は雨が降ることはなかったものの、このように霧は出てきた。
しかし、山の風景に霧はとてもよく似合っている。
ハクサンフウロ。虫を撮ったつもりはなかったのに、どちらにも写っていた。
苔や花の写真も撮ったが、良く撮れていなかったり名前が分からなかったり、
名前の分った花の中で、何とか見られる一部の写真のみ載せてみた。
最後は、
葉っぱの先に蛍光塗料を塗っている訳ではありません…。
麦草峠・雨池・坪庭へ続く
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