ナミアゲハの巣立ち


こういうのが苦手な人は、チラッチラッと薄目で見て下さい。
こういうのが好きな人は、うっとりと目を細めて見て下さい。


6月14日撮影


後ろ姿よりやはり前からの方が良いでしょうか。

孫がおじいちゃんの家へ遊びに行った時、
山椒の木と一緒に3匹の青虫を連れて帰ってきました。
青虫が家族の一員になった時には小さな虫だったのに、
青虫は旺盛な食欲で、山椒の葉はすぐになくなってしまい、
母親はあちこち探し回って鉢植えの山椒を買ってきたとか。

それでもすぐにまた葉は食べ尽くされてしまい、
父親が気を利かして買ってきた鉢植えの柑橘類の葉を、
贅沢にも青虫は気に入らなかったようで食べなかったとか。

どうするのよ〜、青虫ちゃんが死んでしまうじゃないのよ〜、
と、ひっくり返って大声で泣き叫ぶ孫にせっつかれて
(大げさに書いただけだからね、許せ、孫よ)、
仕方なく親は今度はインターネットで買ってやったそうです。

我が家の庭に昔は山椒の木が生えていました。
植えた訳ではなくて、鳥が運んできたのでしょう。
あの山椒の木が生きていれば、今頃役に立ったのに…。


6月16日撮影


何だか体を曲げて小さくなったような感じがしますね。
蛹になる準備でしょうか…。


6月26日撮影

やっぱり、蛹になりました。

これらの写真はすべて父親が撮ったのを借りました。
この後の黒くなった蛹の写真は撮ってないそうです。


6月30日撮影


肝心の羽化するところは見られなかったそうですが、
飛び立って行ったところには立ち会ったそうです。
孫も母親も「さようなら〜」と手を振って見送ったとか。

カブトムシを飼っていた時も(こちら
ハムスターを飼っていた時も(こちら)、
巣立つということはなく、寿命が来て死んでしまったので、
巣立ちを見送ったのは母子にとって初めての経験だったろうか。

しばらくの間でも同じ家に住み世話をしてきたので、
飛び立った後は寂しかったという母親の言葉を聞いて、
「空の巣症候群」という言葉を久しぶりに思い出した。

孫が巣立つ時の疑似体験ができただろうか…??



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