栂池自然園



栂池自然園を歩いた3日目は、さすがに少し雨に降られた。
しかし、ひどい降りではなく時々降る程度だったこともあり、
散策する人も少なく混雑してなくて、他人に邪魔にはならず、
上下セパレートの雨合羽ではなく、傘を差して歩けた。

今回は久しぶりにツアーに入って行ってきたのだが、
ハイキングツアーで、3日間ずっと歩くのは自由散策で、
決められた時刻までに決められた場所へ戻るように、
歩く場所も好きなように自由に歩けたのが良かった。


コバイケイソウが木道と良い雰囲気で咲いていたので、
先ずは、コバイケイソウを取り上げて入れてみよう。


池の畔に佇む1本のコバイケイソウも孤高ぶりが良い。


後ろにたくさんの仲間を従えた代表ぶりも良い。


近づいて見ると、1つ1つの蕾も花も可愛い。


葉っぱも花びらの数も多いキヌガサソウは見ごたえがある。


他の花と競って咲く花も、木道で咲く花も、
マイヅルソウの花は、どれも健気で可愛い。


標高1900mから2000mに広がる「栂池自然園」は、
屋久島(こちら)や尾瀬(こちら)で見たと同じ高層湿原で、
「ミズバショウ湿原」「ワタスゲ湿原」「浮島湿原」「展望湿原」
の4つの湿原があるが、展望湿原以外の3つの湿原を歩いた。


標高1870mにある風穴。
中を覗くと、冷たい風が吹いてきた。
流れ落ちる水も溜まった水も凍っていた。

さて、花の写真を続けよう。


ここでも、チングルマが咲いていた。


写真で見て、これは何の花だろうと思ったら、
チングルマの花が終わった直後の様子だった。
そういえば、終わりに近い花も隣に写っていた。


ゴゼンタチバナも咲いていた。


ツマトリソウだと思うが、左は5枚の葉に6弁の花。
右は7枚の葉に7弁の花、と、6枚の葉に6弁の花。
人それぞれ、ではなくて、花それぞれ、だろうか。


下を向いているように見えるが、ムラサキヤシオツツジ?

  

何の花かと思ったら、右端はベニバナイチゴの花が終わった後か?

オオヒョウタンボク
イワイチョウ
白いキバナノコマノツメ

カラマツソウ
モミジカラマツ
ミズバショウ

シナノキンバイ
ミヤマキンポウゲ
シラネアオイ

イワカガミ
クロツリバナ
エンレイソウ

オガラバナ
ヒロハユキザサ
ウラジロナナカマド

花の写真をたくさん入れ過ぎたのに、まだまだある。
この辺りで気分を変えよう(まだ終わらないの?)。


標識が立っていた。「これより先は登山道。その靴で大丈夫?
ケガも自分の責任です。 無理をせず引き返しましょう。」

登山靴を履いていたので、引き返さず、安心して先へ行った。


このような木道だけでなく山道を歩く場所もあり、
スティックも必要だったし、登山靴で行って良かった。


大きなカメラを持った人が葉の写真を撮っていて、
何か珍しい貴重な葉なのかと目を凝らして見ると、
何と、何やら小さな花か種かが葉の中に見えた。
後で写真を見ながら調べると、クロウスゴか?

ショウジョウバカマ
花の終わった後
アオモリトドマツ
松ぼっくりの出来る前
オオカサスゲ
だと思うが?


これは何の花でしょう?
花ではありませんね。

でも、遠目には思わず何の花かと思ってしまった…。


花の終わった水芭蕉の葉はお化けのように大きくなる。
お化けのように大きくなった葉をあちこちで見かけたが、
これは、明らかに、誰かが尻もちをついたと思われた。
(ちなみに、私ではありません、絶対に。証人も居ます)

尻もちをつかれた水芭蕉の葉で終わるとは・・・ドテーン。


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