東山を歩いて将軍塚へ


東山を歩くにはいろんな所から歩き始めることができるが、
この日は八坂神社の門をくぐり、円山公園を抜けて、
長楽寺の前を通って、将軍塚へ行く山道を歩いた。


円山公園のしだれ桜のことは、話題の中でこれまで3度載せた。

・「可哀想な円山公園のしだれ桜」(こちら
・「大文字山から南禅寺へ」(こちら)の最後
・「円山公園のいもぼう」(こちら)の最後

葉が生い茂っているこの時期に見ると、衰えは感じられず元気に見える。


長楽寺の写真も入れておこう。
八坂神社も円山公園も大勢の人で賑わっていたが、この辺りは静かだ。


「将軍塚道」と書かれた大きな石の道標に従い、山道へ入った。


「ナナカマドを保護しています。ご協力お願いします。」とある。
こんな所にもナナカマドが生えているのか、それとも植えたのか。


モチツツジが咲いていた。


青蓮院門跡の飛び地。


大日如来をお祀りした将軍塚大日堂。


展望台から見下ろした将軍塚。
平安建都に着手された桓武天皇が都の鎮護のために、
将軍の像を作り、天皇の命令で塚に埋めたので、
この地を「将軍塚」と呼ぶと説明書に書いてある。


展望台からは、京都市街を眼下に見下ろすことができる。
展望台で撮ったパノラマ写真(こちら)もどうぞ。


見えている建物は将軍塚青龍殿。


これが青龍殿の入り口。


青龍殿の外に張り出す大舞台からは京都の街を一望できる。
将軍塚から比叡山にかけての東山連峰がよく見えている。
大舞台で撮ったパノラマ写真(こちら)もどうぞ。


大舞台に設置されているガラス張りのお茶室。
お茶室というのは密室なのに、オープンなのは良い?が、
ガラス張りでは、暑い夏にはどうするのだろう??


再び、山道へ入って、清水山山頂。 標高242.5m。


シダの新芽がいろいろおもしろい表情を見せていた。


東山山頂公園でお昼にしておにぎりを食べた。
その後で着いた、清閑寺山山頂。標高198.9m。

標高から見ても、山というよりほとんど丘である。
「東山三十六峰を歩く会」の札が掛かっている。


山を下りてきたところで、「駐車2時間500円(飲物付)」という看板があり、
「飲物付」という駐車場とはおもしろいなぁと看板の写真を撮っていたら、
「飲み物だけなら100円で良いですよ」とおじさんから声を掛けられ、
おもしろそうなおじさんの話しぶりに魅かれて店の中に入ってしまった。

すぐ側なので帰りには寄って行きなさいと勧められて寄った清閑寺。
庭にある大きな石からは、扇を開くように京都市街が見えて、
その石が丁度扇の要の位置に当り「要石(かなめいし)」と呼ばれ、
この石に願いを掛けると願いが叶うと言われているそうだ。


おもしろいおじさんの店には、いろいろおもしろい案内板があり、
「駐車2時間500円(飲物付)」の他にもこんなものが。
清水寺へは7分だが、駆足なら2分、早足で5分、遅足10分。


シダの新芽が競って上へ伸びているところで、
駆け足でこのページを終わりましょう。
いやぁ、遅足だったかも知れませんねぇ。


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