+ 本満寺

出町の妙見宮


京都では2回目の緊急事態宣言が出されている中をどこへも行かず、
しかも、終わりかけた頃に1ヵ月延長されることも決まったので、
長期間どこへも行かないのは精神衛生上にも良くないし、
健康のための散策などの外出は必要との思いから、近場へ出かけた。

京都御所の紫宸殿を中心に、妙見大菩薩を祀る「洛陽十二支妙見」とは、
十二支の方角にあり、十二箇所の寺院からなる霊場である。

子年の昨年訪ねた善行院(こちら)は、子の方角つまり北に位置している。
丑年の今年訪ねた本満寺は、丑(牛)の方角つまり北北東に位置している。

妙見大菩薩は、北極星、北斗七星を神格化した菩薩である(こちら)。


これは、本満寺の山門。


ここが、妙見宮。

しかし、牛の姿はどこにもなかった。

上記善行院では、我々を見つけたお寺の人が出てきて、
妙見堂の鍵を開けて、中へ導き入れて下さった。
その中で鎮座していたのが、あの金色のネズミ。

ここ本満寺ではお寺の人の姿は見えず、
牛が居るかどうか尋ねることもできなかった。


そこで、「洛陽十二支妙見」の字の上に見える赤字の「丑」を。


本満寺の本堂。


方丈。

春にはしだれ桜が見事だそうだ。


鐘楼。


南門。

これだけではあまりに話題が少ないので、
冬枯れの川の様子を入れて終わりましょう。


賀茂川。

本満寺から出町柳に向かって歩く途中の北側で左側(西側)の川。


高野川。

同じく北側で右側(東側)の川。

この2つの川が鴨川デルタ(鴨川三角州)で合流して鴨川となる。
つまり、西から流れてくる賀茂川と東から流れてくる高野川の合流点が、
出町柳にある「鴨川デルタ」の三角州で合流して鴨川となるのである。


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