+ ネズミ

ここにもネズミが



初詣に行った大豊神社のネズミについては、先日書いた(こちら)。
今年は子年なので、他にもネズミが居ないかと探しに出かけてみた。
居た、居た、上京区にある善行院と大山崎にある小倉神社にも居た。


我々の他には誰も居ない。 しかも、善行院の人も居ない。
どこへ入ったら良いかと境内北側の階段を上がったところで、
我々を見つけたお寺の人がどこからか出てきて下さり、
妙見堂の鍵を開けて、中へ導き入れて下さった。


その中で鎮座していたのが、一番上で入れた金色のネズミ。
愛らしい顔と丸みを帯びた福々しい体で、可愛らしい姿だ。
妙見堂の中では、このような雰囲気で待っていてくれた。

京都御所の紫宸殿を中心に、妙見大菩薩を祀る「洛陽十二支妙見」。
十二支の方角にあり、善行院は、子の方角つまり北に位置している。
妙見大菩薩は、北極星、北斗七星を神格化した菩薩である(こちら)。


逆光で暗いが、尻尾が見える後ろからも撮ってみた。
今年のNHK朝ドラ「スカーレット」で話題になっている
滋賀県の信楽焼(こちら)で焼いてもらったそうで、
招福の願いが込められて、「福子」と書かれている。

「福子」というのは、このネズミの名前かと尋ねたら、
十二支のネズミなので、本当は「ふくね」だが、
皆さん、親しみを持って「ふくこ」と言われるので、
「ふくこ」と言ってもらって良いです、とのことだった。


さぁ、次は、小倉神社へ行った。
お参りする人がちらほらと居た。


ネズミの絵馬だけではありません、ネズミの石像がありました。


実は、ここにはネズミだけでなく、十二支の石像がある。
小倉神社から天王山へと続く坂にずらっと並んでいる。
十二支のネズミからイノシシまでが勢ぞろいしている。

では、せっかくなので、その十二支の石像を全部入れてみよう。





こうして並べて見ると、十二支の動物が勢ぞろいして、見事だ。


子(ネズミ)と丑(牛)の間だけ空いている。
生えている木を抜かないで保護したのだろう。

・・と、優しい心遣いにほんわかしたところで終わりましょう。


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