白神山地(2)


白神山地を歩く2日目(京都の家を出てからは3日目)のこの日は、
宿の近くからバスに乗りアクアグリーンビレッジANMONまで行く。
暗門の滝は、第三の滝と第二の滝を経て一番奥の第一の滝までを歩いた。
この日は、ブナ林散策を入れて約5時間のハイキングを楽しんだ。

パノラマ写真もどうぞ(こちら)。


「入り口」の柱をつついているクマゲラは本物ではありません、念のため。


歩ける山道がない場所では、このように歩道が整備されている。
大きな岩の上も川を渡るのも、こうして難なく通ることができる。
が、すれ違うのも大変で、雨で濡れていると滑り易く危険も多い。
ここ数日雨は降らなかったようで、この日も晴天で良かった。


美しい紅葉の景色を堪能しながらも険しい山の様相も垣間見える。


ブナの紅葉ばかりでなく、少しはモミジもあったことを記憶に。


さて、左側の岩壁を行く人が見えるだろうか。
この岩場を回ると、第三の滝が見えてくる。


暗門第三の滝。 落差26m。

第三の滝を巻いて急な登りを行き、トンネルを抜けると第二の滝へ。


暗門第二の滝。 落差37m。

第二の滝を巻いて更に上へ登っている時に下を見ると、
滝に落ち葉が舞っていて、急いでカメラを向けたのだが、
感嘆したあの美しい光景はこの程度にしか撮れてなかった。


暗門第一の滝。 落差42m。

一番奥で一番上にあり、3つの滝の中で一番大きい。
歩ける道がない岩場には歩道が架けられている。


岩木川の支流である暗門川に沿ってのトレッキングは、
第一の滝まで到達した充実感と共に、紅葉したブナ林散策で終わる。


新緑のブナ林のイメージを持っていた白神山地だが、
紅葉のブナ林もまた白神山地のイメージとなった。


山の道は落ち葉で埋まっていて、じゅうたんを敷き詰めたようだった。
落ち葉はフカフカで、腐葉土となる前の厚い枯れ葉の層になっている。


ブナの木は、樹齢200年位になるとコケが生えてくるそうだ。


ビジターセンターの「白神山地だより」によると、
1本から数本の枯死をきっかけに世代交代が起こって、
倒木して上が穴が空いた状態になったばかりの場所や、
若木が競争して大きくなろうとしている場所や、
大きな木がしっかり枝を広げている場所、など
場所によって様子が異なることから、
全体としてモコモコした様相をしている、
ということのようだ。


やはりこの日もブナの実は見つからなかったが、
この日は、ブナの実の殻?は見つかった。


これは前のページで載せたマザーツリーではありません。
「ファーザーツリー」と名付けましょうか、ここだけの話。

と、これで終わろうかと思ったのですが、忘れてました。
青森県の最高峰である岩木山の写真を載せなくては終われません。


岩木山は、タクシーやバスで移動するあちこちで見えたのですが、
これは、泊まった部屋の窓から見た岩木山です。


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