津軽半島から下北半島へ


3日目は、いよいよ今回の一番の目的だった仏ヶ浦を満喫した。
蟹田港から「むつ湾フェリー」に乗って約1時間で脇野沢港へ。
津軽半島の蟹田港から下北半島の脇野沢港へ渡った訳だ。
バスで移動して、佐井港から遊覧船で仏ヶ浦を遊覧した。

ところが、自由に甲板へ出られるような大きな船ではなくて、
全員が席に座って席から見るという状態だったので、
窓際に立って写真を撮ると、席に座って見る人の邪魔になり迷惑なので、
幸い窓際の席を確保したものの、遠慮気味に腰を浮かせてサッと撮った。
つまり、甲板であちこち動いて自由きままには撮れなかった、ということ。

仏ヶ浦とは、およそ2kmにわたって巨大な奇岩が続く景勝地で、
仰ぎ見る海抜100m余の巨岩の迫力には圧倒される。

凝灰岩という白緑色の岩が長年の風雨と荒波に削り取られながらもなお、
立ちつくしているその独特の姿形が仏様や仏具に似ていることから、
それぞれの岩には、仏の名にちなんだ名前が付けられている。


「一ツ仏」
海上から見ると横にも同じような岩が並んで見えるが、
真横の位置から見ると一ツ仏に見えるのだそうだ。


「風鳴岩」「極楽浜」
同じ場所の岩でも、船の動きに沿って撮ると違った風景に見える。


「天龍岩」「蓮華岩」


「岩龍岩」「屏風岩」


「五百羅漢」
切り立った岩の断崖絶壁が続く。
絶壁にたくさんの仏様が刻まれているような割れ目が入っている。


この岩に名前が付いているのかどうかは知らない。
これは、お腹の上で貝を割るラッコに見えるのだが…。


鯛に似ているからと名付けられた無人島の「鯛島」だが、
どう見ても鯨のように見えると思うのだが…??


白緑色の岩ばかりでなく、こちらも存在感がある。


津軽半島の最北端は龍飛崎だが、下北半島の最北端は大間崎。
また、北海道までわずか20km足らずの本州最北端の地でもある。
見えている弁天島には弁天様が祭られ、漁師の信仰の場とされている。
弁天島の向うには北海道が見えていて、渡島連峰を臨むことができる。


「ここ本州最北端の地」の碑がそびえ立っていた。


大間町はマグロ1本釣りの町で、マグロの中では最も大型の
別名「ホンマグロ」とも呼ばれる「クロマグロ」が釣れる。
440kgものマグロが水揚げされたこともあるそうで、
マグロ1本釣りモニュメントのモデルになっている。


日本三大霊場の1つである恐山。


火山ガスの噴出する岩肌の一帯は地獄に、
湖をとりまく白砂の浜は極楽になぞらえられ、
「人が死ねばお山に行く」という信仰と祈りを伝えてきた。


洗濯物干しタコ足ハンガーでタコの足を干していた(笑)。

3日目は馬門温泉で泊まった。
この日のバス走行距離約290km。


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