宇治神社のみかえり兎


宇治神社と宇治上神社については、下の2ページで書いてきた。
桜の季節に、「宇治橋上流と宇治田原町」(こちら)で、
紅葉の季節に、「興聖寺の紅葉」(こちら)で。

今回は、見返り美人ならぬ「みかえり兎」について書こう。
コロナの行動規制も緩くなり、祝日の土曜日とも重なり、
多くの人出を覚悟して行ったのだが、ひどい混雑ではなかった。
まだ中国からの観光客が来ていないからだろうか。


宇治神社の御祭神は、仁徳天皇の弟にあたる菟道稚郎子尊で、
宇治までの道を迷っていたところ、先導して道案内をしたのが兎で、
兎は、振り返りながら案内したその姿から「見返り兎」と呼ばれ、
宇治神社のうさぎは、振り返っているような姿で描かれている。

今では、人々を正しい道へと導く神様のお使いとされているそうだ。


参道を進むと手水舎があり、珍しいウサギの口から水が出ている。
側には大きな鏡が設置されていて、鏡に映った2羽の?ウサギ。


提灯にも「みかえり兎」の絵が描かれている。


絵馬も勿論「みかえり兎」の絵。

次に、ご利益を頂く「うさぎさん巡り」について。

うさぎ絵馬にお願い事を書き、本殿前のみかえり兎を通してお参りする。
絵馬を持ちながら本殿を時計回りに3周する間に、3つの兎の置物を探す。
3つの兎の置物に出会うことができたら願い事が叶うと言われているとか。


1つは「みかえり兎」と同じ見返り兎の形になっているとのことだったが、
なかなか見つけられなかったのを、3周目を終わってから夫が見つけた。
本殿の左上の辺りに何とも小さく見えていただけで、難しかった。


残り2つは、見返り兎ではない普通の形のウサギで、
1つは、パワースポットと言われている場所に居た。


残りの1つは、本殿のある場所で見つけた。
木の柵の隙間からカメラを入れて撮った。


「みかえり兎」は、こんな感じで本堂前に鎮座している。
よく見ると、上で入れた本殿の左上で小さく見えていたのが、
この写真でも、左上の方に、点のように小さく見えている。


宇治神社に隣接する宇治上神社へも寄った。
春には桜の花に、秋は紅葉に彩られていたが、
冬のこの時期は、人が少ないと寂しくもあり。


最後はやはり可愛いウサギおみくじで。



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