バークレー訪問



U.C.Berkeleyで学んでいる息子を訪ねる。

「英語の上達のため」と、アパートではなく会話のチャンスの多い一戸建ての家に 下宿(間借り)をした心掛けは良かった。
しかし…。
間もなく、その家の夫婦は離婚をして、奥さんは娘を連れて家を出てしまった。 食事付きの下宿だったので、それ以後は、ダンナさんが食事を作ってくれた。 「それは大変だ」と思ったのは、日本の50代の男を夫に持っている日本の50代の女の 私の感想であって、息子によると、奥さんよりダンナさんの方が料理がうまくて おいしくて待遇が良くなったとか。
しかし…。
それもつかの間、その家は銀行の抵当に入っていたのか、はたまた娘への養育費か、 ほどなく銀行に取られてしまって、家主のダンナさんも息子もその家を 出なくてはならなくなってしまった。
ダンナさんは、アル中になって、矯正治療の施設へ入ったそうだが、 1週間ほどで出てきて、銀行に取られる家の整理をしていたそうだ。
アメリカ社会の断面を見るようである。



『アルカトラス島』




『アル・カポネ』



アルカトラス島は、アル・カポネが収容されていたことで有名な監獄島。
脱獄不可能といわれた刑務所で、39人が脱獄を試みたが成功した人はいなか ったと言われている。が、本当は、一人だけ脱獄したがその後行方知れずで、 陸にまで届かず海で水死したのではないかとも言われているとか…。

あのクリント・イーストウッドが主演した映画「アルカトラスからの脱出」は、 この刑務所を舞台にしたものである。

現在は観光地になっていて、獄舎などは当時のままで保存されている。
『独房に入る』という体験はここだけのことにしたいものである。(^^;)


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