グラーツの夏



オーストリア第二の都市であるグラーツを訪ねた。
シュロスベルク(城山)に上って眺めたグラーツの街並み。
ここから撮ったパノラマ写真がこれ


こじんまりと落ち着いた感じの古い町である。
旧市街は世界文化遺産に登録されている。

古い街並みながらも
華やかな大通りには、
壁一面にフレスコ画が描かれた
建物もあったりして、趣き深い。


城山には不思議な時計があった。
今は、1時20分に見えるが、
実際は4時10分である。
長針と短針が逆で、長針が時間を、
短針が分を示しているのである。
城砦があって時計塔ができた当時は、
長針だけあれば用が足せたのだとか。
それが、後に分針が付け足されたとか。





フリードリッヒ3世の王宮の姿は今は残っていないが、
15世紀の終りに造られた階段だけは今でも残っている。
ここの階段は実に珍しい設計になっているのだが、
一体どうなっているか、この写真では分りづらいだろうか。


では、これではどうだろうか。まだ分りづらいか。


これなら両方へ階段が伸びているのが分るだろうか。


はい、上から眺めるとこのように見えるので分るでしょう。
途中から左右に分れ、ぐるっと回ってまた一つになり、
またまた左右に分かれる、というおもしろい設計だ。


グラーツ郊外のRiegersburg(お城)。
実はこのお城は大変な絶壁に建っている。
この写真で見えるお城の後ろ側が絶壁になっている。
左に見える斜面はブドウ畑になっているし、
敷地内のあちこちにブドウが植わっていた。
自家製ぶどう酒でも作るようだ。


お城の前のこの場所は戦いで死んだ人のお墓になっていて、
白樺の木で作った十字架が絵になっていた。


ここからの眺めもきれいだったのに、ゆっくりできなくて、
パノラマ写真を撮れかったので、3枚ほど入れておいた。

では、最後は猛禽類のショーで終りにしましょう。



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