淡路島から鳴門の渦潮


淡路島へは何度か行って、以下のページで書いている。

鳴門の渦潮
淡路島で冬に咲く花たち
淡路夢舞台
野島断層


上記「鳴門の渦潮」では、徳島県鳴門市から大鳴門橋を歩いて、
橋の下部分の遊歩道から眼下の渦潮を眺めたことを書いたが、
今回は、淡路島の福良港から観潮船に乗って船から渦潮を眺めた。

福良港からの「うずしおクルーズ」にはレトロな「咸臨丸」と白い「日本丸」がある。
我々は、「咸臨丸」よりは大きな乗船店員700名の帆船の「日本丸」に乗った。


渦潮見物から帰ってきている「咸臨丸」とすれ違った。


途中このような島を眺めながら、渦潮が見られる大鳴門橋を目指した。


と言っても、すぐに大鳴門橋の姿が見えて近づいてきた。


大鳴門橋の下では、渦潮らしき様子も見えてきた。


近づくと、橋の下の渦の様子がいろいろに見える。


太陽の当たり具合で、微妙に海の色が違って撮れている。


このように、大鳴門橋の下で渦ができている。
大きな渦小さな渦が次々にできては消えていく。
大鳴門橋の下にできた渦潮の中を船は進んで行った。

淡路島の西側が播磨灘で、東側の大阪湾南側が紀伊水道である。
播磨灘が満潮になる頃には紀伊水道は干潮になっていて、
満潮側(播磨灘)から干潮側(紀伊水道)へ勢い良く潮が流れ込み、
大鳴門橋の下辺りで、流れの速い潮流が生まれる。

鳴門海峡の中心部は速い流れで、両沿岸部は緩やかな潮流で、
2種類の流れの速度差によって回転力が生まれ、渦が発生する、
ということのようだ。


渦によって海峡の下へ引き込まれた海水が行き場を失い、
やがて海面に戻ってきて、ボコボコと沸き上がって、
海面に渦の花が咲き乱れているかのように見える。


「いってらっしゃい」と「おかえりなさい」と書かれた
大きな「手」を振って、見送ってくれて迎えてくれた。

と、これで終わりたいところだが、記憶と記録のために
もう少し書いておきたい。


泊まったホテルの敷地内には、巨大風車があった。
ホテルが作った風車で、風力発電しているそうだ。


2日目は、淡路人形座で淡路人形浄瑠璃を見た。
この日の演題は「傾城阿波の鳴門巡礼歌の段」。
「ととさんの名は十郎兵衛、かかさんはお弓と申します…」
という巡礼娘お鶴のセリフで有名な「傾城阿波の鳴門」だ。
上演前に、人形の頭や手などの動かし方の詳しい説明があり、
親しみ易く解り易くて、興味深く見ることができて良かった。

人形劇が始まると写真は撮れないので、これは始まる前だが、
この日は満席に近い入場者で、部屋は熱気であふれていた。


出口では、お鶴の人形が見送ってくれた。

では、皆さんも気を付けてお帰り下さい。
又のお越しをお待ちしております。



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