植物園のおもしろい花


大学生になった孫娘が家族で広島からやってきて、植物園へ行きたいと言った。
以前は京都で住んでいたので、植物園へもよく行っていたそうで、懐かしいと。
特に、温室に入りたいというので、先ずは何はともあれ温室へ入った。

なお、植物園についてはこれまでにも何度か載せてきて、
おもしろいユニークな植物たちをいくつも載せてきた。
その他にも、「ハンカチノキ」(こちら)や「バオバブの花」(こちら)が咲いた、
「バオバブの実」(こちら)が生った、「アオノリュウゼツラン」(こちら)が咲いた、
「ショクダイオオコンニャク」(こちら)や「ミズヤシ」(こちら)の花が咲いた、
と聞いては、その度に珍しい花を咲かせた植物たちを見に行ってきた。


これまで載せなかった植物でユニークな花となると限られるが、
これは、「パリコウレア トメントサ」という覚えられない名前で、
唇に見える「ホットリップス」の方が親しみが持てる。

唇に見える部分は苞で、開花の時期になると、
中央の部分から白や黄色の花が現れるそうだ。

花粉媒介者のハチドリや蝶などを引き付けるために、
このような形状に進化したと言われている、とか。

「誘惑する唇・・・!?」と説明板に書かれていた。


トケイソウは知っているが、これは「ホザキノトケイソウ」(穂咲きの時計草)。
花がたくさん連なって垂れ下がって穂状に見えることからの和名だとか。
トケイソウほど耐寒性はなく、温室で栽培されるそうだ。 なるほど。

さて、次には、おもしろい名前の花を入れてみよう。


上の方で、よく見えなくて、写真の写り具合も悪いが、
エンジェルストランペットの名前で知られる「天使のラッパ」。


天使の次は、「オニノテブクロ(鬼の手袋)」。


「アアソウカイ」。
高さ8mを超える木になり、頂部に長さ30cm、幅2cmの葉がつく。
葉の基部に棘が付き、落葉しても棘は残り、幹全体が棘で覆われている。
漢字では「亜阿相界」と書き、アジアの亜と、アフリカの阿のことで、
原産地のマダガスカル島が両大陸の植物相の接点であることに由来。


これはまた巨大な、樹上に着生するシダ植物。
名前は、「プラチケリウム・ワンダエ」だとか。


「ジャボチカバ」。
幹に直接生える果実が食用となるそうだ。
写真の写りが悪くて、修正したがこの程度。


「サキシマスオウノキ」。
マングローブの奥地で、ジャングルの湿地帯に自生する。
地中より突き出した板根とよばれる板状の根が特徴的だ。


パンダではありません、「バンダ」です。
色が珍しいかと入れてみました。


「なんじゃもんじゃの木」で知られる「ヒトツバタゴ」。

次には、いろいろな「フクシア」を入れてみよう。


フクシアとは、英名はLady's-ear-drops(貴婦人の耳飾り)で、
萼が上に反り返り、花弁がその下にスカート状に広がり、
可愛い花姿となる花の形態をよく言い表している。

最後は、「いもむしのレストラン」です。


チョウはいろいろな花の蜜を吸うが、チョウの幼虫はいもむしと呼ばれ、
いもむしは、種類によって食べられる植物が決まっていて、
そのおかげで、葉の取り合いをしないで育つことができる。

チョウの幼虫たちが食べて育つ植物を集めた「いもむしのレストラン」。


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