『ペンギンパレード』って動物園のペンギンをパレードさせるのか
と思っていたら、なんのなんの…、野生のペンギンだった!!
朝、海へ出かけていってえさを摂って、夜、浜辺の奥のブッシュの中の
ヒナの待つ巣へ帰ってくるところを、人間様が見させていただくのだ。
日没後しばらくすると、海の方から、クワックワッという鳴き声が聞こえてくる。
いよいよペンギンが浜へ帰ってくる時間だ。
多くて20羽以上、少なくて5〜6羽の集団で次々と帰ってくる。
あの愛っくるしい姿で、ひょこひょこと一生懸命歩いて
大急ぎで帰ってくる姿には思わず引き込まれる。
海の中では自由自在に泳ぎ回っているペンギンも、浜辺の砂の上を歩くのは
得意でない様子で、疲れきった顔でときどきバターンと前のめりに倒れる
ペンギンがいたりして笑ってしまった。
それぞれ自分の巣へ帰って、巣の近くでやれやれとくつろいで立っている
ペンギンを真近かで見ると思わず触りたくなるが、触ることは禁じられている。
カメラのフラッシュをたくのも、ペンギンの目を傷めるとかで
禁じられているので、写真が撮れなかったので、これは絵葉書の写真。
『カモノハシ』
2年前のケアンズでは野生のカモノハシを見に行けず残念だった。
シドニーの動物園で見ようとしたが、夜行性のため、見られなかった。
今回、メルボルンの動物園でついにカモノハシを見ることができた。
元気に泳ぎ回っており、哺乳動物でありながら卵を産み、子を乳で育てて、
魚のように手足には水かきがあるという不思議な生き物をじっくりと観察できた。
夜行性のため部屋を暗くしてあり、フラッシュもたけないので、これも絵葉書の写真。
『テカポ湖』と『善き羊飼いの教会』
写真ではきれいな色が出なかったが、トルコブルーの何とも不思議な色の湖。
何故テカポ湖の水がこんなに美しい色をしているかは、
川の水には氷河が削り取った岩の破片が含まれていて、湖では岩の粒子が
すべて沈んでしまって、色素だけが浮かび上がっているという説があるとか…。
なるほど、氷河のあの色だ。
教会の木製の扉を開けると、祭壇の後ろにテカポ湖の美しい風景が
祭壇の十字架と重なって見えるという教会は世界でも珍しいのではないだろうか。
マウントクックは、標高3754mのニュージーランド最高峰。
いつも雲がかかっていて、よほど運が良くないと見えないそうだ。
時間の制約のある身なので、雨の中ハイキングに出かける羽目に。
左側すぐ後ろに氷河を見ながら、右側後ろのマウントクックを想像しながら、
山の景色の中で傘をさしてのこういう写真も、ま、いいか。
翌日は、何回か、雲の切れ目からついにマウントクックの頂上が見えた。
クライストチャーチからマウントクックへ向かう道すがら、
バスの中でこういう風景に出会った。
ニュージーランドの法律では、こういう時、車はクラクションを
鳴らしてはいけないそうだ。ひたすら、羊が避けてくれるのを待つのみとか。
しかし、犬が上手に羊たちを追い払って路肩や草むらへと導いていた。
(左)ビンを洗うブラシそのものの名前 『ボトルブラッシュ』
(中)クック山の傍らで咲いていた 『マウントクックリリー』
(右)テカポ湖畔やクック山周辺の野で見かけた 『ルピナス』