霧ヶ峰・車山高原を歩く



2泊目は、白樺湖の畔で泊まった。
先ずは、名前の白樺と湖の写真から。


10月には黄金色に染まる黄金アカシアの木だが、
6月のこの時期には、薄い緑色が目立っていた。

さて、3日目は車山高原からリフトで車山山頂まで一気に上がり、
車山湿原の車山乗越、蝶々深山、物見岩を経て八島湿原までを歩いた。


コバイケイソウなどの花を下に見ながらリフトで上がった。


1925mの車山山頂に着いた頃には霧で霞んでいた。
気温も下がり少し寒くて、薄手のダウンジャケットを着た。
しかし、歩き出すとすぐに暑くなり、着るものは調整した。


諏訪大社の勇壮な御柱祭は有名で、ニュースなどでも見るが、
諏訪大社の大祭後は、諏訪地方の神社では小宮祭という祭りがある。
標高1925mの車山山頂にある「車山神社」でも小宮祭が行われ、
全国的にも珍しい天空の御柱の引き上げが行われるそうだ。


尾瀬沼(こちら)でたくさん見たコバイケイソウがここでも咲いていた。


「車山乗越」の標識には「霧ヶ峰高原ガイド組合」と書かれている。
ガイド組合さんが立てて下さっているんですね。


木道の両側には、一面にレンゲツツジが咲いていた。


写真よりもっとどこまでも横に続いていたコバイケイソウの大群落。
背丈も低く、花も咲いていないようだったので、まだ若い集団か。

シロスミレ


あの車山の頂上からここまで下って来て振り返って見た車山に
雲はかかっていなかったのに、すぐにもう一度振り返った時には、
カメラの記録で見ると、4分後にはこの通り雲が覆い被さっていた。
山の天気は変わり易く、3日目にして曇ったが、まだ雨は降っていない。


ここでの「蝶々深山」の標識は立ってなくて、岩の上に乗っていただけ。
次は写真正面に見えている小高い「物見岩」を目指して歩いて行くことになる。


草原に高い木が1本だけポツンと立っていて、
こんな所で何しているのかと尋ねたくなった。


大きな岩がごろごろとしている「物見岩」。
物見をしている人の顔に見えるでしょうか?


この辺りにもレンゲツツジがたくさん咲いていた。


左のレンゲツツジの方が右のヤマツツジに比べて花が大きかった。


今回の3日間の山歩きの内、最後の1時間だけ雨に降られた。
この2枚の写真では、上の写真から下の写真まで40分経っていて、
上は青空も僅かに見えているが、下は木道が濡れていることから、
小雨だったものの、この前の辺りから雨が降り出したのだろう。


何の変化もなく一様に見渡せる八島ヶ原湿原。
川が流れ込まずに雨水だけで維持されている高層湿原だ。


木陰になる場所では木道も濡れていない程度の小雨だった。


八島ヶ原湿原の北西の端にある七島八島池。
小池に浮かぶ何個もの浮島が見えている。

アマドコロ

ニガナ
ヤマドリゼンマイ

オオカサモチ
タカトウダイ

ヤマハタザオ
アカギキンポウゲ


八島ヶ原湿原は、全体を撮れなかったので分かり辛いが、
湿原全体が、このようなハート形をしているようだ。
ハート形をしているからといって「恋人の聖地」とは。

「恋人の聖地」とは、夜景の綺麗な場所や自然に囲まれた場所など、
「恋人の聖地プロジェクト」により選定されたデートスポットだとか。

後期高齢者2人とその妻たち2人にとっては、
自然と出会うデートスポットと思うことにしよう。


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