日本で一番高い場所(標高2612m)に建つ「ホテル千畳敷」に2泊した。 雨に降られても良いよう、晴れの場合と雨の場合の2通りの計画を立てて、 きれいな千畳敷カールが見られるようにと余裕を見て、2泊もしたのだ。 そのホテルの予約が大変だった。 客室16室の内、トイレのある特別室は2室のみ。 半年前から予約可能で、お正月1月1日の朝8時から予約を試した。 大阪の友人は電話をかけ、夫はホテルのホームページから試した。 結局は、友人がかけた電話の方が早くて、特別室2部屋を確保できた。 あぁ、それなのに、友人ご夫妻は行けなくなり7月に入ってからキャンセルした。 友人ご夫妻も我々夫婦もみんな楽しみにしていたのに、残念だった。 |
高山植物の写真はたくさん撮ったので、後で載せるが、 午後の遅い時間で、逆光で、カールをきれいに撮れない。 しかも、すぐに下から雲が湧いてきたりする。 そこで、多分駄目だろうなぁと思いつつ、夫に提案(お願い)した。 この時刻に逆光ということは、朝はきれいに見えるはずだから、 明日の駒ヶ岳登山の前に、もう一度千畳敷カールを散策したい、と。 やはり駄目だった。 翌日は午後から雨の予報だから、駒ヶ岳へは朝から登って、 早く下りてこないと雨に降られて大変なことになる、と。 意見の一致を見ないまま、翌日になった。 |
その翌日、2日目の朝、6時前に館内放送の声で目が覚めた。 実は、館内放送ではなく、ロープウェイ客に向けての放送だが、 「ホテル千畳敷」は、ロープウェイ山頂駅に併設してあるので、 ロープウェイ客への案内放送が、部屋まで聞こえてしまうのだ。 目が覚めてみると、障子の外が太陽が出ているように明るい。 急いで障子を開けて見て、うゎー!!と歓喜の声を上げた。 太陽が出ていて、宝剣岳がくっきりはっきりときれいに見えている! 特別室の部屋の窓からは、このように宝剣岳が目の前に見えるのだ。 あわてて身支度して、7時の朝食までに帰ってこられるよう、 カールがきれいに見える剣ヶ池まで行って撮ったのが最初の2枚の写真。 晴れるなんて思ってなかったのに、天は私に味方をしてくれた。 この朝ロープウェイで下から上がってきたホテルの従業員の人が言われるには、 今朝は下では雨だったのに、上がってきたら晴れていたから驚いた、 普通は下が晴れていても山では雨のことが多いのに今朝は反対だ、と。 駒ヶ岳へ登った日の、夫が言っていた午後から雨との予報も外れた。 いえ、予報が外れたとも言えず、確かに雨は降った。でもそれは、 ホテルへ帰ってからと夜の間に降っただけで、何ら被害はなかった。 結局、3日間雨にも降られず、やはり、天は私に味方をしてくれたのだ。 |
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