最後の日は、諏訪大社へ寄ってから帰った。 諏訪大社と言えば、御柱祭が全国的にも有名だ。 特に、モミの大木が急坂を下る「木落し」はニュースで見ても豪快だ。 寅と申の年に、満6年間隔で行われる。 御柱としてモミの大木を計16本、6年毎に新たに山中から切り出し、 上社の本宮と前宮、下社の秋宮と春宮の4ヶ所の社殿の四方 (一之御柱、二之御柱、三之御柱、四之御柱)に建てて神木とする。 山から切り出された御柱は、山から里へ曳き出す「山出し」が行われ、 氏子が乗ったまま木落とし坂から落とす豪壮な「木落し」は有名で、 次には、御柱を曳く綱を渡して川を越える「川越し」を経て、 御柱を曳き出して、各社四隅に建てる「里曳き」まで、 神社までの道中をすべて氏子達の手によって曳かれる。 |
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下諏訪での下社の春宮と秋宮の参拝と、 茅野での上社の前宮と本宮の参拝は、 すべて、タクシーを頼んで回ってもらった。 そのタクシーの運転手から聞いた話だが、 御柱は道路を曳いている間に擦り減るそうだ。 建ててある御柱は前から見ると分からないが、 後ろに回って見ると、このように擦り減っているのが分かる。 |
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茅野駅に展示されていた平成28年に使用された綱。 御柱祭で使用された御柱や綱は、いろいろな場所で、 イベントに使われたり、展示されているそうだ。 御柱祭と言えば、怪我人が出ることでも有名だ。 茅野で乗ったタクシーの運転手の話によると、 運転手の人も、御柱に乗った時に怪我をしたそうだ。 怪我で済めばまだ良いが、死者も出るというのに、 危険でも、伝統的な行事(神事)ということで、 これからも延々と行い継がれていくのであろう。 諏訪の人々は氏子として地区毎に担当して、 この祭りに全精力を注いでいるそうだから。 |