渋の湯温泉・清里高原



奥蓼科にある奥蓼科温泉郷は1500mを越える高所にあり、
その中でも一番奥の「湯みち街道」の終点に「渋御殿湯」がある。
2日間を2000mを越える高所の森の中を歩いたので、
先ずはここの温泉で疲れた体を休めることにした。


この渋御殿湯には「東の湯」と「西の湯」の2ヶ所の浴場がある。
もちろん、どちらにも入ったが、ここに泊まった目的は「東の湯」。

東の湯は、湯船が3つあり、お湯の温度は42度、31度、26度。
もちろん、どれにも入ったが、26度のお湯はさすがに冷たかった。
武田信玄の隠し湯で、信玄と兵士達が傷を癒したと言われる天下の霊湯。

お風呂から出る時には温度が下がらないように湯船にフタをして出ること、
という注意書きがあったほどの、床も壁も湯船も木で作られていて、
木のぬくもりのある、何とも風流なお風呂で満足だった。


温泉の周りにもいろいろな花が咲いていたが、
坪庭でも咲いていたイブキジャコウソウがここでは群生していた。
その他にもこれまで載せなかった花を少しだけ入れておこう。

ヤマホタルブクロとシシウド キリンソウ イワオトギリ


翌日は八ヶ岳南麓の清里で過ごすために、朝の内に清里高原へ向かった。
最後の夜は小須田牧場に泊まるのだが、先にハイランドパークへ行った。
1日乗り放題の「清里ピクニックバス」に乗って行った。




標高1600mのここではヤナギランの群生が見られた。


クサレダマの群生。

ウツボグサ アサマフウロ キンロバイ
カワラマツバ ニッコウキスゲ オカトラノオ


さて、雰囲気変わって、小須田牧場では牧場の中のコテッジに泊まった。


牧場の朝はとりわけ気持ちが良くて朝から牧場内を散歩した。


この牧場では、自分で自由に馬に乗ることもできるし、
乗馬のレッスンも受けられるし、引き馬で乗せてもらうこともできる。


名札の下がった場所で大人しく出番を待っている馬たち。


子供も乗れるよう可愛いポニーも出番を待っていた。


牧場では馬の他に、山羊や羊も草を食べていたが、
柵の外では、犬と同じように、紐で繋がれていた。
おもしろがって、「メェー」と言いながら近づいたら、
あちらさんも「メェー、メェー」と鳴いて近寄ってきた。


最後は、
JR清里駅前の賑やかな通りだが、この通り、賑やかではなかった。
かつての賑わいは影を潜めてしまっているようだった。


なお、最終日は、平山郁夫シルクロード美術館に寄ってから帰った。


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