富山・話題ひろい歩き



海と3000m級の山の両方が見える所は世界に3ヶ所しかないそうだが、
(後日「もっとあるのでは?」との指摘を受けたが、未確認です m(..)m)
その一つがここ富山である、という貴重な地理環境にある。
前に日本海が広がり背後には3000m級の山が連なる富山。
湾になっている富山湾に沿って氷見海岸へ行けば、
海の向こうには頂上に白い雪をいただく立山連峰が見える。
氷見海岸までは時間がなくて行けなかったので、
同じ角度で見える雨晴海岸へ行こうとしたが、
高岡駅の気象案内版に「雨晴海岸の展望不可」と出ていて止めた。
この気象案内版は実に親切で気に入った。
この写真は富山市内の呉羽山からの眺め。
立山連峰の山々を眺めながら生活できる富山の人が羨ましい。

     

富山といえば、やはり「越中富山の薬売り」を思うだろう。
街を歩いていると、このような彫像に出会う。

和紙に木版で刷った
薬袋の数々
     
薬売りがお客さんへのおみやげに
持って行った紙風船と版画
     
薬売りが背中に背負っていた
柳行李の中身

昔の薬作りと今の製薬工場が同時に見られる薬メーカー廣貫堂の
資料館で見られた昔の薬売りの記録の数々。

     

(左)
京都では見かけない、珍しい信号を見つけた。
赤信号になると、後何秒で青に変わるという待ち時間が出る。
これなら、いつ青に変わるかとイライラしないで済む。
(右)
松川の両岸に続く桜並木の下は、彫刻公園になっている。
著名作者による彫刻が見られる「松川べり彫刻公園」である。
そこに架かっている橋は華明橋。
変わっているのは、これはメロディー演奏をする橋である。
歩行者の通行によりメロディー演奏・停止の
繰り返しが出来るようにセットしてある。

     

富山駅周辺から呉羽山まで、かなりの距離を歩いた。
お天気のよい日でさわやかな風に吹かれながら口笛まじりで
神通川の土手に出た時、目を見張る光景に出会った。
どこまでも続く土手一面につくしの群生が!
つくしは全国各地どこでも見られて決して珍しくはないが、
こんなにたくさんのつくしを見たのは久しぶりだ。
子供の頃はたくさんのつくしをよく見ていたような気がする。
最近でも少し前まで春になると出かけては、
少しのつくしでも摘んで帰っては食べるのが楽しみだった。
富山でこんなにたくさんのつくしを見つけたのに、
旅の途中で摘めなかったことが残念だった。
その代わり、しばらくつくしの中に身を置いて野草と語り合った。

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