「うだつ」とは、江戸時代に隣家との境界に取り付けられた土造りの防火壁のことで、 これを造るには相当の費用がかかり、裕福な家しか造ることができなかった。 そこで、うだつが上がるということは富の象徴でもあったという訳だ。 「うだつが上がる」「うだつが上がらない」という言葉の語源でもある 中国の黄山へ行った時に訪ねた「宏村(こちら)」と「杭州(こちら)」で書いているが、 あの時、同行した人から、日本にも四国に「うだつの町並み」があると教えてもらい、 いつか訪ねたいと思っていたのが、今頃になってやっと訪ねることができた。 「うだつの町並み」は、徳島県美馬市脇町にあるのを見るのが一般的だが、 我々は、更に、徳島県美馬郡つるぎ町貞光の「二層うだつの町並み」も訪ねた。 先ずは、全国的にも珍しい、つるぎ町貞光の「二層うだつの町並み」から始めよう。 |
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