京都御苑の梅林
京都の梅の名所として、「北野天満宮の梅苑」(
こちら
)、「城南宮のしだれ梅」(
こちら
)、
そして、「二条城の源平咲き分け梅」(
こちら
)、「見頃はまだか青谷梅林」(
こちら
)、
更に、「梅」と名前が付く「梅小路公園の梅」(
こちら
)、「梅宮大社」(
こちら
)
等を書いてきた。 京都御苑については、
「今更ながら京都御所」(
こちら
)、「京都御苑の紅葉とイチョウ」(
こちら
)
しか載せていないことに気付いて、京都御苑の梅林の梅を見に行ってきた。
先ずは、京都御苑がどんなに広いか、少しでも想像できる写真から。
見頃はまだ少し早い梅の花から、丁度見頃の梅の花まで、
広い梅林の中では、いろいろな種類の花が咲いていた。
色も、白、ピンク、赤と、いろいろだった。
「黒木の梅」
京都御苑には、梅林とは別に、九条邸跡の北側にも梅の木がある。
遅咲きの立派な紅梅の木で、このようにまだ固い蕾のままだった。
五摂家の九条家の邸宅跡のことは「京都三珍鳥居」(
こちら
)で書いた。
九条家の跡地にあった紅梅が大正天皇即位大礼の際に現在地に移され、
その後枯れてしまったため、接木により植継ぎされたものだそうだ。
原株は、英照皇太后が幼少時にご生家で愛でられていたものだとか。
(ちなみに、英照皇太后とは、孝明天皇のお后である。)
さて、梅の花以外の話題を少し続けて終わりにしよう。
「出水の小川」
御所には防火などのための「御所水道」が引かれていたそうだ。
明治に開かれた琵琶湖疎水を三条蹴上で分水した専用水路とか。
その後、御所周りの流路「御溝水」から導水して作ったのが
「出水の小川」と、説明版に書かれていたのを要約引用した。
1992年の御所水道閉鎖により、今は井戸からの地下水を循環ろ過して
流れを維持している、とも書かれていた。
「京都観光神社」
そのものずばりの名前の神社があった。
石碑に書かれていた説明文は以下の通り。
|恵まれた観光京都に感謝の念を表すため観光
|関係業者が相寄り京都観光神社を創建し猿田
|彦大神を守護神として敬信宗祖の念を発揚す
|ることにより業者並びに市民の家運降昌に資
|する目的を以て建立す
戻る
目次へ